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ジェリーさんの人気コメント: 投票数順(2/60)

人気コメント投票者
★5ローズマリーの赤ちゃん(1968/米)引越しは出来れば避けたい危険行為であり、医者のいうことが正しいとは限らず、妊娠は異物を抱え込むことであり、隣人の正体など分かったものではないということが、飛び切りの説得力ある演技と演出で語られている。日常生活と地続きの恐怖世界に対する眠った感受性が、痛覚として呼び覚まされる。ミア・ファロー、完璧だ。Orpheus, DSCH, デナ, おーい粗茶ほか8 名[投票(8)]
★5恋のエチュード(1971/仏)この愛のかたち(おえ〜)は全く納得いかないと映画を見つつ激しく立腹した人もいると思う。そういう私もその一人。そこですでに術中にはまっている [review]太陽と戦慄, けにろん, マグダラの阿闍世王, uyoほか8 名[投票(8)]
★4ギフト(2000/米)恐怖はつつましく、さりげなく。植物的ホラーの佳品。 [review]けにろん, カフカのすあま, おーい粗茶, ペペロンチーノほか8 名[投票(8)]
★5インサイダー(1999/米)ローウエルもワイガンスもマイクも実によく悩む、悩む。その「等身大」ぶりに泣けてしまったよ。 [review]けにろん, るぱぱ, G31, ジャイアント白田ほか8 名[投票(8)]
★4A.I.(2001/米)泣けました。泣けましたけど、これはどうも人間の普遍的な感情を刺激されたのではないと言う予感がある。この映画を見た自分だけが感じているかもしれない心の底に澱のように残るある種の混乱した感情。詳しくはREVIEWで。 [review]草月, まゆ, mfjt, おーい粗茶ほか8 名[投票(8)]
★1X−メン(2000/米)もっと明るいところで戦ってくれ。KEI, YO--CHAN, FreeSize, t3bほか8 名[投票(8)]
★5道(1954/伊)いなくなってはじめて分かる人の温かさ。寂しさにつぶされそうになったらこの映画を見ると良い。もっとつぶれて、そして暖かくなれる。TOMIMORI, 太陽と戦慄, 水那岐, ギスジほか8 名[投票(8)]
★4第9地区(2009/米=ニュージーランド)甲殻類のような古臭い形態を与えられ、地球人の言語も理解すれば親子関係まで地球人に類似してしまっているこの異星生物のキャラクター設定上の通俗性をどう読むか。私は、斬新さの真の意味を理解した優秀な映画作家のキャリアのスタートラインの正しい立ち方として理解した。 [review]DSCH, 煽尼采, chokobo, 3819695ほか7 名[投票(7)]
★4ダーティハリー(1971/米)森に潜む同性愛者、ビルの屋上の自殺願望者、白昼の強盗。映画の主筋に絡まぬ無用者がバンバン出て来る奇天烈さ。これが、犯罪都市サンフランシスコを活写するためのドン・シーゲルの必勝の一手。主人公や悪人の造形以上に映画史的価値があるのはこの点だ。サイモン64, 緑雨, sawa:38, ぽんしゅうほか7 名[投票(7)]
★1捜索者(1956/米)弱い映画ではなく強い映画だと思う。傑作であることも認めよう。しかし、この映画は病んでいる。青い空のもと浮かび上がる赤い砂地の強烈なコントラスト感に注目しよう。これが、この映画の本質的病巣の最も顕著な露呈点である。 [review]ペンクロフ, jollyjoker, おーい粗茶, ぽんしゅうほか7 名[投票(7)]
★5秋日和(1960/日)監督ご本人も「『晩春』のよう」と指摘している映画であるが、ここでは娘の怒りの矛先を親だけに向けさせてはいない。二人の娘をここでは用意し、一人は親に、もう一人は親子を取り巻く社会(小さいがそれは社会だ)と対決させているところがこの映画のオリジナリティ。 [review]chokobo, 煽尼采, 牛乳瓶, 青山実花ほか7 名[投票(7)]
★4恐怖のメロディ(1971/米)狂気を宿していても我々観客の理解可能な領域ぎりぎりの地点に造形されたマージナルな女の存在感が際立つ。深い孤独と屈折した希求が一転して直線的な暴力に転じるプロセスのリアルさ。典型サイコを描いていたらこの映画の物悲しさはうまれなかった。究極のラブストーリー。ぽんしゅう, 緑雨, 牛乳瓶, おーい粗茶ほか7 名[投票(7)]
★3竜馬暗殺(1974/日)浅い被写界深度で、粒子が荒れ、暗部と明部のグラデーションが乏しいフィルムの古色にこの映画の命がかかっている。「竜馬のドラマ」ではなく「ある日の竜馬」がここにある。何でも写す神の目としてではなく、たまたまそこにあった1台の機械としてキャメラが機能することの正しさに立ち戻った映画。Santa Monica, ぽんしゅう, きわ, けにろんほか7 名[投票(7)]
★5プレッジ(2001/米)この映画がはぐらかしにしか見えなかった人も多いだろう。「今」を読み取りたい観客はすべからく戸惑うべし。主役の名がジェリーであることも含めて忘れえぬ傑作。ショーン・ペン、BRAVO! [review]けにろん, 死ぬまでシネマ, , 仮面ライター龍樹ほか7 名[投票(7)]
★4アメリ(2001/仏)世界と結ぶあらゆる関係にエロスがあることについて、これほど雄弁な映画はないだろう。そして、エロチックであるために、肉体を介する必要がないこともこの映画は教えてくれるだろう。アメリ、あなたは、想像力という手練を持った最上に洗練された色事師である。りかちゅ, ロープブレーク, mimiうさぎ, 町田ほか7 名[投票(7)]
★5ふたりのベロニカ(1991/仏=ポーランド)地球から数億光年離れた超新星の爆発の原因は、あなたが昨晩一本のバラの枝を手折ったことにあるかもしれない………あらゆるものが感応しあって成り立っているという美しい世界観を、淡い微光の中で精妙に描いた傑作。赤い戦車, ことは, tredair, けにろんほか7 名[投票(7)]
★4決闘高田の馬場(1937/日)良い時代劇には、良い殺陣の前に、良い人間描写がある。 [review]ロープブレーク, シーチキン, ペンクロフ, ぽんしゅうほか7 名[投票(7)]
★5フロム・ダスク・ティル・ドーン(1996/米)優れた映画を見ると、映画が映画を語っているのに出くわすことがある。 [review]まー, Orpheus, あき♪, けにろんほか7 名[投票(7)]
★4逃走迷路(1942/米)あやふや、未定、浮遊、宙吊り、どっちつかず、停止、気がかり、不安………いずれも英和辞典のsuspenseの訳語。ヒッチコックのサスペンスはこの訳語のすべてを包含して輝かしい。 [review]Orpheus, 3819695, 緑雨, くたーほか7 名[投票(7)]
★4ソナチネ(1993/日)死体の処理。警察の不在。降る雨上がる雨。突然の暗殺者。 [review]DSCH, Myurakz, ナム太郎, ろびんますくほか7 名[投票(7)]