「四方田犬彦が選ぶ、「世界映画史の113本」」(バーボンボンバー)の映画ファンのコメント
最後の人(1924/独) |
無字幕サイレントとしても知られるが、まさにどこまでも「観れば解る」映像。ムルナウの技巧は当時の人には目を奪う魔術かもしれないけど、その魔術は映画が映画であるための本質に根差している。 [review] (くたー) | [投票(2)] | |
ヤニングスは悪人顔だからこそ、こういう役が映えたりする。 [review] (甘崎庵) | [投票] | |
ホテルの回転扉の外は大粒の雨。客を乗せた車が止まる。ビルの夜景も豪雨に霞む。巨漢のベテランポーターがびしょ濡れになりながら巨大な荷物を易々と担ぎ屋内へ。濡れて黒光りするレインコートを脱ぐと格式高そうな制服姿に。エミール・ヤニングスのどや顔。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(2)] | |
映画史でも早いもの勝ちということがある。ラストの混乱は期待の地平を逸脱して抜群にカフカ的であり、以降この手法は本作の二番煎じと呼ばれるだろう。お仕着せ着たエミール・ヤニングスは明らかに「変身」の父親だ。 (寒山拾得) | [投票] | |
当時40歳ぐらいのはずなのに、どう見ても老人に見えるエミール・ヤニングスの大げさ演技が素晴らしい。 (kenichi) | [投票] |