「四方田犬彦が選ぶ、「世界映画史の113本」」(バーボンボンバー)の映画ファンのコメント
青い山脈・続青い山脈(1949/日) |
無邪気なほど手放しで謳歌される新社会賛歌は、なるほど時代を象徴する傑作の資格を有していたのだろう。杉葉子が欧米的輝きを、原節子が知性を如何なく発散するのに対して、木暮実千代の歯が痛むほどの切なさが喜劇的に処理される半端さが少し不満。 (ぽんしゅう) | [投票] | |
山とある石坂洋次郎映画のなかでもやはり本作は一頭地抜けている。杉と池辺が月眺めて、原始人の感覚が甦る、これを許してはいけないと語り合う件がとても印象的。性欲を理性的にコントロールし続ける石坂的青春群像の根本思想なのだろう。 [review] (寒山拾得) | [投票] | |
音楽の方が遙かに長生きするであろう。しかし、男性の頬を思い切りはる原節子を見て当時の息吹を感じる人は多いはずである。 (ジェリー) | [投票(1)] |