「四方田犬彦が選ぶ、「世界映画史の113本」」(バーボンボンバー)の映画ファンのコメント
子供たちの王様(1987/中国) |
山の上の小学校、という設定が泣かせる。美しい自然描写は控えめ。後に「さらばわが愛、覇王別姫」のような華麗な作品を問うとは思えなかった。 (丹下左膳) | [投票] | |
言葉を持たない少年の父は、ひたすら肉体を駆使することで「生きることの意義」を息子に表現したのだ。板書された為政者の教科書や、先人の遺産である辞書を写して権力や知識に隷属するのではなく、意志(表現)の獲得こそが人の心を打ち、人を育むということ。 (ぽんしゅう) | [投票] | |
ど素人先生奮闘記というほどの腑に落ちる何かがある訳でもなく主人公の内実にもそれほど踏み込まない。その割にテーマは教育の在り方という一元的なものに見え単調。ときたま象徴性を帯びた表現も見られるが、それ程には映像的な昇華が達成された訳でもない。 (けにろん) | [投票] |