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「四方田犬彦が選ぶ、「世界映画史の113本」」(バーボンボンバー)の映画ファンのコメント

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上海から来た女(1947/米)************

★5見る側の気構えも大変だ。一筋縄ではまるでいかないこの映画には、いやもうまったくオーソン・ウェルズには天才を感じずにはいられないが、リタ・ヘイワースには見事に、 [review] (tomcot)[投票(1)]
★5ギラギラしていながらドス黒い。美しさとグロテスク。その上屈折と猥雑と滑稽と狂気をこれでもかと詰め込みながらも、その実芯は冷えきっている。要は完璧、ということです。 [review] (くたー)[投票(3)]
★5私も汗っかきだから映画で汗が演出されると鬱陶しいと思いつつも、つい見入ってしまう。その汗の演出が見事だった。 [review] (甘崎庵)[投票(3)]
★41時間もカットされ、ずたずたに編集された、とはいえ、個性的な顔のアップの連続、光と影のコントラスト、、、、スクリーンから目が離せない。 (動物園のクマ)[投票(1)]
★5水族館の場面、京劇の小屋、鏡の間の銃撃戦、忘れられない映像が続く。リタ・ヘイワース出演作品のベストのひとつ。 (丹下左膳)[投票(1)]
★4見えているものが何かではなく、どう見えているかに気をとられたとき人は真実を見失う。むさ苦しい男達の中で輝くリタ・ヘイワースに目を奪われ、次々に繰り出されるバランスを欠いたショット群に幻惑され、いつしか心地良い虚構の中にいる自分に気付く。 (ぽんしゅう)[投票(1)]
★0ヴァイオラ・ローレンス、社命とはいえ史上最悪の編集。オーソン・ウェルズの指示に従わず、映像はおろか物語まで無茶苦茶にしており、我々は傑作の残骸を確認するばかり。失われたものは余りにも大きい。歯ぎしりしたい気分。 (寒山拾得)[投票]
★4映画のリズムは実に軽快なのに、ショットごとのインパクトは異様に重い。背景のデザインと前景の名優達の顔のアップの対比効果が強烈で、特にリタ・ヘイワース の完璧な美貌が、眼を奪うような鮮烈な風景の中でますます輝きわたる。 (ジェリー)[投票(3)]
★4同時代にしては非常にショット数の多い部類だろう。異様な迫力をたたえたアップ群。生々しい中華街ロケはヌーヴェルヴァーグの先駆でもある。アンドレ・バザンのいう画面の「空間的深さ」は他のウェルズ作に比べるとあまり見られないが、裁判所シーンからラストの鏡の間での銃撃戦にかけては、現実の曖昧さを提示した映画的リアリズムとして実に見事。 (赤い戦車)[投票]